贈る結婚祝い 梶山季之　「赤いダイヤ」　上下２冊・初版本・昭和３７年・集英社・函 文学・小説

著者プロフィール\r土木技師の父が朝鮮総督府に勤務していたため、朝鮮の京城で生まれた。敗戦後引き揚げ両親の郷里、広島県廿日市市で育つ。\r昭和３３『新潮』に「地面師」発表。昭和４０年『週刊文春』で推理小説『朝は死んでいた』を連載。翌年に北里研究所付属病院に入院中に、『スポーツニッポン』の連載小説の作家が急病のため新連載を依頼され、あずき相場を扱った『赤いダイヤ』を載開始し大いに好評となった。続いて酒場で見知っていた当時光文社の種村季弘に後藤明生から紹介されて書き始めた、書き下し長編『黒の試走車』を昭和３７年にカッパ・ノベルスで出版。同年には『青いサファイヤ』『影の凶器』『夜の配当』『男の階段』『女の斜塔』と連載を開始、月産1000枚と言われる執筆量となり、数年後には1300枚を記録した。ルポライターとしての視点、情報収集力を活かした『黒の船渠』『夢の超特急』『小説GHQ』などを発表。昭和４２年から翌年に『中間小説誌や娯楽雑誌の発刊が相次いだ際には、その創刊号の多くに小説、エッセイ、ノンフィクションを執筆、「創刊号男」「突破口」と称された。執筆誌は『月刊現代』『小説宝石』他１２誌に及んだ。昭和４４年には文壇長者番付第1位となった。『ウィキペディア（Wikipedia）』\r\r\r集英社・昭和３７年１２月（上巻）、昭和３８年４月（下巻）初版発行の梶山季之「赤いダイヤ」函・帯付きです。経年のヤケが少しありますが、シミや書き込み、蔵書印などはありません。経年の割には良い状態だと思います。「黒の試走車」とならぶ、著者の代表的な経済産業ミステリー小説です。\r６１年前の古書であることをご理解の上、購入の検討をお願いいたします。

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